トウキョウサンショウウオの幼生調査
- tokyosalamander
- 1 日前
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2025年4月26日(土)、佐野市閑馬町の産卵地で、近所に住んでいる佐野高校科学部のSさん父娘と、幼生調査を行いました。

この池では今年、トウキョウサンショウウオとアズマヒキガエルが産卵しました。そしてタゴガエルも繁殖しています(産卵はまだですが、鳴き声が聞こえていました)。少なくとも県内では、この組み合わせの幼生が混生している産卵地は他にありません。

そこで、3種類の幼生が、同所的に成育することで、お互いに影響を与えることがあるかどうかを調べてみることにしました。

アズマヒキガエルの幼生は、すでに孵化していましたが、トウキョウサンショウウオの幼生はまだ孵化していませんでした。タゴガエルはまだ産卵していません。

これから約1週間ごとに、それぞれの幼生がいる場所や幼生の写真を撮影し、成育場所やサイズの変化などを解析していくことにしました。これは、今まで調べたことがないオリジナルな研究になると思います。

ご近所に住んでいることと生き物好きの強みを発揮し、頑張ってくれると嬉しいです。私も可能な限り、調査に同行したいと思います。

目の前で動いていたニホンカナヘビをお父さんがすかさず捕まえました。
今回は逃がしてやりましたが、Sさんは家でニホンカナヘビを卵から孵化させて飼育したこともあります。ニホンカナヘビは慣れると、手の平でエサを食べるようになるそうです。


地元に生息している希少な生き物を地元の人たちの手で大切に守っていくことは、とても大切なことだと思います。二人がその起点になってくれることを心から応援したいと思います。
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