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​身近な風景

  • 執筆者の写真tokyosalamander

樹木の花盛り

更新日:5月5日

2024年4月29日(祝) 足利大学の西側を流れる渡良瀬川の河川敷には、多くの樹木が花を咲かせています。決して目立つ花でも、とりわけ綺麗な花でもありませんが、樹木にとっては子孫を残すための大切な営みです。

まずは、河川敷樹木のスタメンともいえる「オニグルミ」(鬼胡桃)です。本種は純日本産のクルミで、かたい殻を割れば中の種子を食べることができます。鬼胡桃という名の由来は、ほかのクルミより種子の殻がごつごつしているためです。


4月当初は、まだ葉が出ていませんでしたが、1週間たつと明らかに葉が出ています。そして、4月末には、花を咲かせていました。

↑4月5日(金)


↑4月12日(金) 枝の先端に葉が生えてきました。


↑4月19日(金) 葉は樹木全体を覆い始めています。


↑4月26日(金) このころは立派な花を咲かせています。

葉から下に垂れ下がっているのが雄花で、上に向かって伸びている赤い花が雌花です。



オニグルミに隣接する樹木には、白いフジのような花が垂れ下がって咲いています。しかし、フジのような「つる性」ではなく、れっきとした樹木です。これは「ニセアカシア」です。

本種は俗に「アカシア」と呼ばれ、蜂蜜の蜜源植物としてもよく知られています。本来のアカシア属とは異なり、ハリエンジュ属なので、ニセアカシア、あるいはハリエンジュとも呼ばれています。



次は、「トチノキ」です。旧足利西高校の敷地内に植えられています。

これが、トチノキの花です。ミツバチの好む蜜源となっています。よく見ると、ゴージャスで艶めかしい花です。

秋になると、直径4~5cmの大きな果実ができます。アク抜きをすれば、食べることもできます。

西洋トチノキのことをフランス語で「マロニエ」と呼ぶため、トチノキも「マロニエ」と通称されることもあります。言わずと知れた「栃木県の県木」です。



続いては、「ハンノキ」です。湿地の林を代表する樹木です。まさに渡良瀬川の河川敷のスタメンです。

これが花です。これはまた地味ですね。

今回は4種類の樹木の花を紹介しましたが、他にも多くの樹木が花を咲かせています。見ようと思って見ないと、全く目に入らないタイプの花です。


でも、その存在に気付いた時、見える世界は少しづつ広がっていきます。本ブログを始めたことによって、今まで見えてなかったものが少しずつ見えるようになっていくことが楽しみの一つです。





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