2024年8月19日(月)、常連の草野さんから送られてきたナミアゲハ(蛹化と羽化)の写真を紹介します。
8月6日、蛹化直前のナミアゲハの幼虫です。その日のうちに蛹になり、1週間から10日で羽化すると言われています。8月16日は、ちょうど10日後でした。しかし、残念ながら羽化の途中で失敗し、死を迎えました。
失敗した原因は不明ですが、草野さんは、台風7号の接近による強風が影響したのではないか、と推測しています。アゲハの蛹は、野生の状態ではハチやハエなどの寄生虫に寄生されたりして、途中で死んでしまうケースも多く、成虫になれる確率はそう高くはありません。しかし、今回はあと一歩で成虫に手が届くところまで行っていました。
一般的には、アゲハチョウが卵から成虫になる確率は1~2%程度と言われています。野生の環境で生き抜くことの厳しさを教えてくれる貴重な記録だと思います。今回もありがとうございました。
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