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​身近な風景

桜のある風景2025③ 寒緋桜

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 3月24日
  • 読了時間: 1分

更新日:7 日前

2025年3月22日(土)、足利市内を流れる松田川にかかる橋のたもとで、寒緋桜(カンヒザクラ)が咲いていました。他の桜より寒い時期から、緋色(火のような濃く明るい紅色)の花を咲かすことから、寒緋桜と呼ばれています。

寒緋桜は、中国、台湾、東南アジアなどに広く分布しており、日本でも沖縄で自生しています。沖縄で桜や花見と言えば、この寒緋桜を指すそうです。暖地性の桜なので、耐寒性はそれほど強くはありませんが、関東以西でも育つと言われています。栃木県内では、あまり目にすることはないようです。


前回紹介した早咲きの河津桜(カワズザクラ)は、この寒緋桜(カンヒザクラ)と大島桜(オオシマザクラ)の自然交雑により生じたと考えられています。


寒緋桜は、青空に映える桜ですね。学名(Cerasus campanulata)のcampanulata は、「カンパニュラ(→ホタルブクロ)の様な」という意味で、花がホタルブクロのように下向きに咲くところになぞらえています。

花が終わった後は、丸い実(サクランボ)ができ、5~6月頃になると熟します。


トロピカルな雰囲気のある寒緋桜を見ると、桜の多様性を感じます。

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