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​身近な風景

桜のある風景2025② 孫太郎神社

  • 執筆者の写真: tokyosalamander
    tokyosalamander
  • 3月22日
  • 読了時間: 2分

更新日:4月20日

2025年3月21日(金)、JR佐野駅の近くの住宅地にある「孫太郎神社(まごたろう・じんじゃ)」の河津桜(カワズザクラ)が満開を迎えていました。

伊賀町鎮守「孫太郎神社」は、通称「孫太郎様」として親しまれている大変珍しい名前の神社です。全国でも二社しかありません。


今から千年以上前、現在の城山公園に建てられましたが、保元・平治の乱(1156~1159)に兵火に遭い、荒廃してしまいました。しかし、孫太郎と称していた足利家綱によって再建されたことから、里人達は神社の名を「孫太郎明神」と呼びならわしたとされています。その往時は参拝者が日々市をなすほどの賑わいをみせたと伝え残されています。


やがて、大正六年(1913年)、城山公園から現地に遷座し、さらに平成七年(1995年)の駅南地区土地区画整理事業に伴い現在地に遷宮し、今に至っているそうです。また、唐澤山城の守護神として北向きに構える社であることは、全国的にも希な存在として注目されているそうです。


孫太郎神社は、今では住宅地の公園(孫太郎公園)に隣接して、ひっそりと佇んでいますが、かつては佐野の歴史の中心で栄華を極めていた時期もあったようです。


孫太郎神社の境内そして隣接する孫太郎公園の「河津桜」、おそらく平成七年(1995年)の駅南地区土地区画整理事業で孫太郎公園が整備された際に植栽されたのではないかと思います。それから約30年の年月が経っています。今は、佐野ではまだ珍しい「河津桜」を見ることができる、知る人ぞ知る「桜の名所」として、親しまれています。


PS:孫太郎公園の斜向かいには、昔よく通っていた焼き鳥屋「すずよし」のお店がそのまま残っていました。「すずよし」のおばちゃんは、もうだいぶ前にお亡くなりになられました。その当時も、桜の季節には満開の花が咲いていた記憶があります。その時の桜も、河津桜だったのでしょうか。もう10年以上前のことです。

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