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​身近な風景

  • 執筆者の写真tokyosalamander

唐澤山神社「風鈴参道」

更新日:8月15日

2024年7月30日(火)。佐野市にある唐澤山神社では「風鈴参道 ~天明鋳物 涼音の杜~7月13日(土)~8月25日(日)が開催されています。一千年以上の歴史を誇る佐野市の伝統工芸「天明鋳物」で作られた数百個の風鈴が涼しい音色を奏でています。

リツさん、ピトさん、ムギさんの幼児観光特派員トリオ(自称)は、7月19日(金)に取材に訪れました。


唐澤山神社の神橋の上には、天明鋳物の風鈴が並んでいます。「風鈴参道」の出発点です。

神橋を渡って参道を歩いていくと、たくさんの「のぼり旗」が見えてきます。

「のぼり旗」をつなぐ棒にも風鈴が吊るされています。風が吹くと、涼やかな音色が聞こえてきます。

「手水場」からも、風鈴の音色が聞こえてきます。

リツ特派員は「手水場」のチェックにも手を抜きません。まさに、手で確かめています。


神社の境内には、いくつもの風鈴の舞台が作られています。


<風鈴まめ知識1>

「風鈴は、中国から伝わった風鐸(ふうたく)がもとになったと言われています。古くは唐の時代に、占風鐸(せんふうたく)という占いがあり、竹林の東西南北に、風鐸という青銅でできた鐘のようなものを吊るし、風の向き、音の鳴り方で物事の吉凶を占うもので、政治判断等が行われていたそうです。その風鈴が、仏教とともに日本に伝わったと言われています。」(唐澤山神社風鈴参道のパンフレットから引用)

<風鈴まめ知識2>

「昔の日本では、強い風は流行り病や邪気などの災いを運んでくると考えられていました。しかし、風鐸の音が聞こえる範囲は聖域とされ、災いから守ってくれる「お守り」としてお寺の軒の四隅に吊るされるようになったそうです。当時は青銅製だったので、今の風鈴のような軽やかな音ではなく、やや鈍く重い音だったと云われています。」


平安時代には、貴族が魔除けとして軒先に吊るしていたそうで、「風鈴」という呼び名はこの頃からつかわれるようになったとされています。」


(以上、唐澤山神社風鈴参道のパンフレットから引用)


→NHK「光る君へ」でも風鈴が出てくるかもしれませんね。

風鈴の音色を確かめています。この場所は、たくさんの風鈴で守られた「聖域」ですね。

さすがに天明鋳物で作られた風鈴の音色は趣があります。

「うーん。いいんじゃない!」

入念なチェックを重ね「幼児たちも楽しめる観光スポット」であることを確信しました。

安心したリツ特派員とムギ特派員は、世間話をしながら、お菓子で腹ごしらえを始めました。一方、仕事熱心なピト特派員は、風鈴の音色を一つ一つ確かめています。


仕上げは、石段の座り心地です。すぐに疲れる幼児にとって、石段の座り心地は重要です。ここは、座ると足がちょうど地面に付く高さになっており合格です。3人の幼児観光特派員によって「幼児御用達の観光スポット」と勝手に認定されました。今日のお互いの仕事ぶりを称え合いながら、ニンジンゼリーで祝杯をあげました。特派員のみなさん、お疲れさまでした。

リツ特派員もいい仕事をしてくれました。しかし、もうヘトヘトです。今夜はぐっすり寝てくれそうです。


最後に、「風鈴参道」の特別イベント情報です。

8月10日(土)11日(日)の2日間は、夜間参拝・ナイトウィーク(18時~21時)などが行われます。楽しみなイベントですね。ただし、幼児の皆さんは、もう寝ている時間かもしれません。


なお、それ以外の開催期間では、境内の風鈴は毎日15時には全部外してかたずけてしまいますので、それより前に行かないとみることはできません。天明鋳物の風鈴は、伝統工芸品で高価なものですので、盗難防止などの観点から、手間暇をかけて管理しています。

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