2024年8月7日(水)朝7時、「動物の守り人」さんから、雲の切れ間から太陽光が放射状に降り注ぐ自然現象「天使の梯子」を捉えた写真が送られてきました。
この現象は、太陽の位置が低い早朝や夕方に、雲の切れ間から太陽光が放射状に降り注ぎ、梯子のように見える自然現象「薄明光線」のことです。
この美しく神秘的な自然現象は、聖書や文学にも度々登場しています。『旧約聖書創世記』28章12節では、ヤコブが夢の中で、雲の切れ間から差す光のような梯子が天から地上に伸び、そこを天使が上り下りしている光景を見たとされることから、この自然現象が一般的に「天使の梯子」と呼ばれるようになったとされています。
一方、宮沢賢治は、教師をしていた花巻農学校を離れる際、生徒たちに贈った「告別」という詩の最後に、「光でできたパイプオルガン」と表現しました。
ちからのかぎり
そらいっぱいの
光でできたパイプオルガンを弾くがいい
今朝、「動物の守り人」さんに降り注いだ太陽光線からも、パイプオルガンのような荘重な音楽が聞こえてきそうです。
ところで、この現象は条件が揃わないと目にすることはできません。詳しい条件については、以下の「科学実験データベース」をご参照ください。
「動物の守り人」さんの眼前に繰り広げられた自然現象は、奇跡に近い美しさと荘厳さを兼ね備えています。パイプオルガンの響きような「天からのメッセージ」が、「動物の守り人」さんに届けられた、と思わずにはいられませんでした。
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