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​身近な風景

執筆者の写真tokyosalamander

佐附中「環境教育講話」

2024年10月29日(火)、機械分野自然エネルギーコースの飯野光政准教授によって、佐野高校附属中学校の1年生全員(105名)を対象とした「環境教育講話」が行われました。

同校の「環境教育講話」は、これまで本学の中條祐一教授が、附属中の開校以来10年以上の長きにわたって担当してきましたが、定年退官を機に、飯野准教授が引き継いで行うこととなりました。

今日の講話は、①環境問題を考えるときの考え方、②地球温暖化によるいろいろな影響、③風力発電の工作、④世の中でどんなことが行われているか、という内容でした。地球温暖化の問題は、遠い未来の話ではなく、少なくとも中学生の皆さんが社会で活躍している間に直面する問題であることが分かりやすく示されました。続いて、自然エネルギーの一例として、風力発電の工作を行いました。

今回は100名以上の生徒が風力発電装置を同じ空間で工作するという前例のない取り組みに挑戦しました。そのため、体育館を会場とし、必要な工作道具を持ち込んで実施しました。また、飯野研究室の学生5名がアシスタントをしてくれました。モーターに風車をグルーガンで固定する作業は学生が担当しました。

風力発電装置を完成させた生徒は、体育館用の大型扇風機の風で風車を回し、モーターに取り付けたLEDランプが光ることを確かめました。また、風力発電装置を手にもって走り、LEDランプを点灯させた生徒もいました。

あっという間に時間は過ぎていきました。最後のまとめとして、④世の中でどんなことが行われているか、について話をしました。


「学校でおそわることは、実は世の中でたくさん使われています。生活の中であまり役に立たないことも、将来役に立つことがたくさんあるので、どんなことでも興味があることをいろいろやってみてください」という言葉で「環境教育講話」が締めくくられました。 

「将来の地球環境を良くしていく主役は皆さんです」ということを、生徒の皆さんはしっかりと受け止めてくれました。将来を担う中学生の意識を高めることに貢献できたことを嬉しく思います。

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