2024年9月24日(火)、常連の草野さんから「モンキアゲハ」の写真が届きました。その名の通り、後翅の白黄色のはっきりとした紋があるのが特徴です。
出現期は5~10月、分布は宮城県以南、幼虫の食樹はミカン科のカラスザンショウ、とされています。「ゆうゆうと飛翔する姿は堂々としていてみごとだ」(以上、三木卓著「日本の昆虫」小学館 1993年発行 より)。
「本種に会いたければ、小高い山の上に出かけてみよう。次々と一定の方向から飛んできては去っていく姿を見ることができる。これは蝶道(ちょうどう)と呼ばれ、オスがメスを探して飛ぶ道で、山頂を横切ることが多い。」(大林延夫監修「里山の昆虫」NHK出版 2010年発行 より)
草野さんは、お店の前を飛んでいたモンキアゲハを網で捕まえました。翅を傷つけることなく捕まえています。さすがは熟練の技ですね。なお、撮影後は逃がしてあげたそうです。おかげで、見事な個体の姿をまじかでみることができました。
草野さんによると、去年も見かけたということです。翅もぼろぼろでなく奇麗なので、もしかしたら近くで繁殖しているのかもしれませんね。
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