両生類ってどんな生き物？ ①カエルって

更新日：6月25日

２０２４年６月２３日（日）10:00～11:30 栃木県立博物館で、林光武さんによる講演会が開催されました。タイトルは「両生類ってどんな生き物？　①カエルって‥‥」でした。

今回の講演会は、栃木県立博物館友の会と栃木両生爬虫類の会の共催で行われました。３回シリーズの１回目です。

講師の林さんは、令和４年度末で栃木県立博物館を定年退官されました。私とは同期で、長年、県内の両生爬虫類の調査等をご一緒させていただいた同志でもあります。現在、博物館での在任中以上に超多忙な毎日を送られているそうですが、今回は久しぶりに、博物館でたくさんの聴衆を前に「両生類（今回はカエル）への熱い思い」を語ってくれました。

栃木両生爬虫類の会の中島代表から「栃木両生爬虫類の会は、私にとって林さんのファンクラブみたいな存在でした」という挨拶がありました。そういう気持ちをお持ちの方はたくさんいらっしゃるのではないかと思いました。

林さんの講話が始まりました。

いきなり、来ていたシャツを脱ぎ、Tシャツ姿となりました。

定年退官の際、博物館の同僚のみなさんからいただいたものだそうです。林さんが博物館で携わったであろう多くの生き物たちがプリントされていました。

林さんは、小さい子どもたちにもわかるように、易しい言葉を使ってわかりやすく語りかけていました。そして、子どもも大人も、いつの間にか、林さんの世界に引き込まれ、目を輝かせていました。

林さんは、博物館での仕事から得た知識や経験等をもとにしながら、今まで私が聞いたことのない新しい切り口から、「カエル」という生き物の魅力を伝えてくれました。地球という大きな自然環境の中で、カエルたちはひっそりと生きている、というイメージがありましたが、独自の進化を遂げ、力強く生きていることを知りました。私にとって、元気が出るお話で、とても新鮮に感じました。